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執筆者の写真創価学会元職員3名

⑪6・5 第14回「裁判期日」の終了報告

 先日6月5日(火)、学会本部と係争中の労働裁判の第14回目となる口頭弁論期日が東京地方裁判所で行なわれ、一歩前進の期日とすることができました。  快晴の空の下、各地から裁判の傍聴にお越しくださった皆様、またお題目を送って下さった皆様、本当に、本当にありがとうございました。 【当日の裁判期日後に、ビデオジャーナリストの湯本雅典さんの取材がありました。

【最新動画】6・5第14回期日の終了報告(湯本雅典氏)」をアップしました。よろしければご覧ください。】

■ 「何のための裁判か」

 私たちは、学会2世としてこの世に生を受け、今日まで創価学会の庭で、師匠池田先生に育てていただきました。今の自分があるのはすべて池田先生のおかげだと思っています。  学生時代は川崎学生部で薫陶を受け、新卒で創価学会職員として採用して頂き、10年以上にわたり学会本部に勤めてきました。  その中で、本部職員の幹部が醜い嫉妬の心からまじめな会員をいじめる実態や、「本部職員なんだから(学会員ではなく)本部職員を護れよ」と平気で語り不正を庇い合う本部職員の実態をたくさん目の当たりにしてきました。  特に、2008年に体験した本部指導監査委員会の結論である誓約書の内容は、極めて問題でした。  公明党職員の佐賀氏(仮名)と、本部職員の和歌山氏(仮名)らが、『会員Aさんの実名をあげて1000人規模の会合で誹謗中傷するという大問題』を起こした。それにもかかわらず、佐賀氏らに話し合いを求めた無実の会員Aさんを「問題グループのリーダー」に仕立て上げ、「問題の一凶」とする結論を出したのです。  そして、「佐賀氏らがAさんを誹謗中傷する大問題」を引き起こす要因となった、“本部職員の青年部最高幹部が川崎学生部に対して行なった人事手続き違反の不正”については完全に隠蔽されたのです。  学会本部が職員の青年部最高幹部を擁護するというありえない結論でした。  さらに学会本部は、私たちに「会則・会員規程違反の問題グループ(組織内組織)」であることを認めさせるよう迫り、従わなければ除名もあり得ると処分をちらつかせ「二度と声をあげない」と誓約する誓約書を突きつけてきたのです。まさに「踏み絵」でした。  この結論の内容は、原田会長以下本部執行部が全員了承していました。  私は悩み葛藤しました。 「一度は妥協して、また頑張ればよいのではないか…」 「正直、誓約すれば楽になれるだろう」と考える自分もいました。  しかし、揺れ動く私の耳に、厳たる師匠の声が聞こえてきたのです。 「この信仰だけは清濁併せ呑んではならない」

 私は誓約を断りました。生涯、師匠の仰せ通りに生き抜くいばらの道を選択しました。  誓約をしない私に、職場の上司はまるで人が違ったように、連日職場の会議室に呼び出し、「会長のいう事を聞けない人間をうちの職場に置いておくわけにはいかない」「辞表を持ってこい」などと詰め寄りました。明らかなパワハラさえも、会長の指導に従わせるためならば容認される学会本部の実態を目の当たりにしました。  それでも諦めるわけにはいきませんでした。川崎の地元の組織では、Aさんを始め誓約しなかった無実の会員の同志たちが、学会本部から「問題グループ(組織内組織)」と決めつけられたことによって一会員として学会活動すらできない状況にさせられていたのです。中には、「会長に弓を引いた」などという嘘の噂話も流されました。  私たちは決意を固め、学会本部の原田会長に、本部指導監査委員会には偏頗な結論を生み出す構造的・潜在的な問題があったこと、そしてその問題について改善するための建設的な意見を提言しました(本年5月12日付のブログ「◎4」)。  しかし、原田執行部は、一度も私たちの話を聞くことなく、私たちを学会本部から神奈川県、福岡県、香川県に『配置転換』し、バラバラにしました。  師匠の「対話の精神」は皆無でした。  それでも、会員の無実を証明することを諦めず、私たちは原田会長を始めとする本部執行部の方々に手紙を書いて訴えていきました。 “会員たちは、誓約したくとも偏頗な結論であったために誓約できなかっただけなのです。しかし、その代わりに真摯に処分を受けてきました。それにもかかわらず、いまなお学会組織から不当な扱いを受けているのです。  会員たちは反逆者ではありません。ただただ創価のために行動を貫く、師匠の模範の弟子なのです。”  しかし、そうした手紙に対する返答は一切なく、2011年にはそうした手紙を渡そうとした行為が懲罰委員会にかけられ『譴責処分(始末書の提出要請)』を受けました。

 したがって、この裁判で、学会本部が決定した私たちに対する「配置転換」と「譴責処分」が不当な動機目的で行なわれたものであること、また適正な手続きで履行されたものでないことが認められれば、原田会長を中心とする本部執行部の責任問題となることは必至です。  私は、今の自分があるのはすべて師匠池田先生と創価学会のおかげだと思っています。 こうして正しいと信じることのために自身のすべてを傾注して生きられるのも、先生が人間としての正義の生き方を示してくださったからです。  先生がいらっしゃらなければ、自身の無限の可能性など信じることは出来ませんでした。  私たちの想いはただ一つ、 師匠池田先生に、ただただ御恩返しをさせていただきたい!  現原田執行部に奪われた創価学会を、師匠のために取り返したい!  ただそれだけです。

■ 今回期日の報告と今後の決意

 今回の6月5日の期日までに、原告・被告双方の主張は出そろいました。  また、私たちが申し立てた「文書提出命令申立」に対し、裁判所から「いずれも必要なし」との判断が下されました。  今後は、私たちの人証申請に対する被告からの意見書に対し、再反論および補充の主張を行ない、私たち3名の証人尋問用の陳述書の作成に全力を注ぎ、7月3日の提出を目指します。  次回期日は、7月10日(火)午前10時から東京地裁611号法廷で行なわれ、人証申請の採否(裁判官が誰を証人として採用するか)が決まります。  いよいよ、この裁判の天王山である証人尋問の日程が9月25日(火)と定まりました。大勝利すべく、各々、陳述書の作成に全力を尽くして参ります。  正々堂々と正義と真実を叫び切り、師に違背した原田執行部の実態を満天下に示して参ります!

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