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執筆者の写真創価学会元職員3名

13「創価新報」の批判記事「青年部員と語る 元職員らの中傷行動について⑤ ~足軽会の存在と結束を何よりも優先~」への反論と事実 パート③

更新日:2018年10月21日

1.足軽会の中心者であるAは、足軽会を“たとえ学会の中にあっても築くべき善の連帯である”などと述べ、足軽会メンバーである元職員3人らは、現在、“自分たちこそが学会精神を体現している”“自分たちを処分した学会本部は間違っている”と主張している。  このこと自体、彼らが一貫して、学会の指導よりも彼らグループの存在と結束を優先する独善的な考え方に基づく「組織内組織」であることを表している。

(反論)  前回(ブログ◎12)に続き、野口が説明します。  創価新報(平成30年8月1日付)は、Aさんが足軽会メンバーに送ったメールの中に、足軽会について「“たとえ学会の中にあっても築くべき善の連帯である”」との内容があるとして、それを切り文で抜き出して、“独善的である”と中傷しています。  しかし、文章は切り文で見れば、全体の意味が分かりません。  このAさんのメールも、そもそもの全体の意味は、仕事が忙しく学会活動ができなくなっていたBさんを全力で励ますためのものです。  ゆえに、こうした切り文を使ってAさんを貶めたり、メールの受け手であるBさんの苦悩や状況を見えなくさせたりして、私たち3人やAさんを中傷するやり方は極めて悪質です。

 AさんがBさんに送った実際のメールには、こう書かれています。 「先生は信仰は仏と魔との闘いだと言う。その戦いにおいてもっとも大事なことは、善の連帯を築くことだと言う。たとえ学会の中にあっても築くんだという。  だからこそ善の連帯である足軽会を皆でつくった。皆で乗り越えようとの想いから足軽会ができた」と。  果たして、このメールの内容のどこが独善的なのでしょうか。

 ここで、私たちが同窓会である足軽会を作った2002年(今から16年前)当時の状況について、端的に説明します(「実名告発 創価学会」(94頁~)参照)  当時、全国学生部長の千葉(仮名)氏(職員)と全国学生部書記長の静岡(仮名)氏(職員)は、もともと先輩や幹部に対して従順なタイプだった小平(元職員)が、上位幹部である職員の先輩にも積極的な意見を伝えるようになっていったことを陰で悪口を言うようになった。  要するに、小平が学生部活動を通して人間革命し、組織にとってプラスになる意見を言うようになっていった姿を、目障りに感じ始めたのであろう。  そして、川崎総県学生部長であった小平を不自然なタイミングで学生部から卒業(男子部に移行)させ、逆に中央学生部から全国副学生部長の長野(仮名)氏(職員)を川崎学生部に派遣する。このとき、「川崎総県学生部長代行」という存在しない役職を作り、就任させたのです(後日、この人事は千葉(仮名)らが青年部人事委員会を通さずに恣意的に行なった『手続き違反の不正な人事』であることが判明しました)。

 派遣された長野(仮名)は、当時、川崎栄光県の学生部長だった私や川崎広宣県の学生部長だった滝川など川崎学生部幹部たちとの初顔合わせの場で、いきなり「人事権は僕にある」と威圧し、皆が意見を言いづらい雰囲気を作った。  しかしその長野(仮名)も数か月後、突如、音信不通となり、一切現場に来なくなってしまう。  当時、総県副書記長であったAさんは、総県学生部長の小平が突然いなくなり不安を感じていた私やBさんを励ますように語った。 「みんな不自然に感じていることはよく分かるし、自分も同じ気持ちはある。それでも学会の大事な人事だ。人事に声を上げてはならない」と。  しかし、今度はそのAさんまでもが突如、学生部の卒業(男子部への移行)を言い渡されたのである。

 わずか5か月足らずで、なんと川崎学生部の総県幹部が全員いなくなるという事態になり、現場は大混乱した。  私やBさんは、立て続けに行われる不可解な総県幹部の人事を、さすがにおかしいと思った。とくに、Bさんは自分が信仰をはじめるきっかけとなったAさんへの不当な仕打ちに対し、憤りを露わにした。 “なぜ、中央学生部は人事権を使って川崎学生部をここまで弾圧するのか。”  それでもAさんは、「人事のことで声を上げてはならない」といって学生部に残るBさんや私に言い続けた。ただ、全国学生部幹部と呼吸を合わるために、人事を行なった全国学生部長の千葉氏(仮名)に一連の人事の説明を求めようとする私たちの気持ちは理解していた。  私や滝川、Bさんたちは、千葉氏(仮名)に川崎文化会館に来てもらい対話の場が持たれる。  滝川は率直に尋ねる。 「人事に声を上げるつもりは全くありません。ただ、今後も中央や東海道方面(神奈川県と静岡県を併せた組織単位)の幹部と呼吸を合わせて先生のために闘っていく上で、なぜ急な人事が川崎学生部で立て続けに行なわれるのか、理由を教えていただきたいのです」  すると、千葉(仮名)学生部長はこう答える。 「『こうじゃなければ戦えない』というのは弱音だ。職員もたくさんいるじゃないか」「信心で持ち上がらないバーベルはない!」と。  まったく話し合いの土壌がない千葉(仮名)の姿勢に言葉を失った。  しかし、私たちは学生部のトップである千葉(仮名)に現場の意見を率直に伝えることは出来たため、それ以上説明を求めることはせず終わりにした。

 この一連の人事を通して、私やBさん、滝川そして小平やAさんは、将来の創価学会を担う「千葉(仮名)ら青年部幹部職員たち」の権威権力の実態を、目の当たりにした自分たちの「使命」を確認し合いました。 “創価という「絶対善」の組織の中で、こうしたおかしな事に出会った意味は、僕たちが清浄な創価学会を守るために「組織の内部の悪」と闘っていくことではないのか”  むろん未完成すぎる自分たちですが、不思議にも同じ出来事を体験することとなった私たちは、生涯、池田先生の一兵卒として、師匠の仰せと違うことには「おかしい!」と声を上げていく信心を貫こうと誓い合いました。

 この時、私たちは、池田先生が『法華経の智慧 第6巻(聖教ワイド文庫)』(169頁)の中で語られている真の同志と真の同志の連帯との深い意味を感じたのです。  池田先生が「学会員が大切なのです。学会員が最高に尊貴なのです。」「法華経に照らせば、広宣流布をしている学会員以上に尊貴な方々はないのです。」「私の遺言と思ってもらいたい」と言われ、教学部の方が「内部にも、増上慢の悪人はいると思いますが・・・と質問します。  その問いに、池田先生はこう答えられています。 だからこそ、真の同志と真の同志の連帯を、がっちりとつくって、創価学会を守っていただきたい。『戸田の命よりも大切な学会の組織』と言われた創価学会です」と。  師匠は、学会員が大切だからこそ、内部にいる増上慢の悪人と闘うために“たとえ学会の中(内部)にあっても善の連帯を築くべきである”と明白におっしゃっているのです。  こうした経緯から、同じ時代に同じ闘いによって「広布へ尽くす原点」を作ってきた川崎学生部の同志が、一人も漏れることなく一生涯師弟の信心を貫いていくための防波堤として、同世代で作った同窓会が「足軽会」でした。  しかし私たちは、当時、「●●会」という名前を付けたことで本部職員に不要な誤解を与えたため、その誤解を解くために会を解散しました。  もちろんこの解散は、師匠の下、共に同じ原点を築いた同志との絆を絶つという意味ではありません。  師の下で築いた同志の絆は三世永遠に不滅なのです。

 私たちは決して完璧な人間だとは思っていません。日々、至らない自分と向き合い、格闘し、人間革命に挑戦し続けています。  私たちは、創価新報に書かれている“自分たちこそが学会精神を体現している”“自分たちを処分した学会本部は間違っている”と主張したことなど一度もありません。  職員時代に書いた最高幹部への手紙には、 「原田会長、私たちは、自分たちが全て正しいなどとは微塵も思っていません。一度お話を直接聞いて頂けないでしょうか。」「会長に話を聞いて頂いた上で『間違っている』との結論であれば、その意味を教えて頂き、絶対に人間革命していきます。」 「長谷川本部長、決して私たちがすべて正しいと考えているわけではありません。」「何とか一度、私たちの話を聞いていただけないでしょうか。私たちが先生のご指導に反するところがありましたら、真摯に受け止め、人間革命して参ります。」と、率直な思いを伝えてきました。  こうした事実をひた隠し、創価新報で悪意の攻撃を繰り返す学会本部は断じて許せません。

 現在、学会本部は、本部執行部に対して声を挙げる不都合な会員の集団を弾圧するためにこの『組織内組織』という言葉を乱用しています。  本部は声を上げる人間をくくって、『組織内組織』に認定し、「組織内組織は学会で禁止されているから解散しなければ処分の対象となる」と言って、声を上げる会員の言論を根こそぎ封殺しようと画策しているのです。  まるで中世ヨーロッパの“魔女狩り”のような状況の学会本部です。  こうした本部を、今こそ変革するために、いよいよ声を上げ抜いていく決意です。  ただただ、師匠との誓いを果たすために!

(◎14「創価新報」の批判記事⑤パート④に続く)

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