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  • 執筆者の写真創価学会元職員3名

8「侮辱行為」を司法から断罪された本部職員A氏および学会本部との闘い(川崎の同志5名 パート⑥)後編

(野口桃子さんが昨年8月に原田会長へ書いた5通目の手紙を、全文掲載いたします。)

原田 稔 会長

 私は、昨年4月3日に原田会長へお手紙を書かせていただきました川崎総県多摩栄光区多摩支部の婦人部の野口桃子と申します。  原田会長もすでにご存知のことと思いますが、私の支部の支部長で、聖教新聞社神奈川支局の副支局長であるAさんが、私に対して「だって馬鹿なんだもん」「ちゃんとした教育を受けていますか」「おつむが普通じゃない」等、数々の暴言を浴びせたことが、裁判所から「侮辱行為」だと認められる判決がくだされました。  この本部職員による侮辱行為は学会本部にとっても社会的にも重要な問題であると思い、今回お手紙を書かせていただくことにしました。  ご多忙かと思いますが、どうか最後までお読みいただけますようお願い致します。

 私は、A支部長から受けた数々の侮辱発言について、平成24年7月に損害賠償請求を起こし、約6年にわたり裁判闘争を続けてきました。  そして今年の6月5日、最高裁判所において、東京高裁が『(野口桃子に対する)A氏の発言は、社会通念上受忍すべき限度を超える侮辱行為であると認められる』と下した第二審判決が確定されました。  私は長年、多摩総区幹部にも原田会長にも取り合ってもらえなかったこの出来事が、裁判所で認められ、諦めずに裁判を続けてきて本当に良かったと思いました。やはり、真実は明らかになるのだと実感しました。  現役の本部職員が会員を侮辱した行為が社会的に認められたのです。  ところが未だに、A支部長には何の処分もなく幹部として居続けているのです。しかし、私への「幹部への連絡・訪問禁止」の処分 は、6年経った今でも撤回されないままなのです。

 私は、多摩総区の幹部に裁判結果を伝えれば、きっと私への処分が間違っていたと理解し、A支部長への対応を検討してくれるに違いないと思いました。  今年の3月22日、多摩総区幹部で本部職員のBさんから多摩平和会館に呼び出しを受けました。その際に、BさんとCさんに、第二審判決でA支部長の発言が「侮辱である」と認められたことを伝えようとしました。  しかし、多摩総区長のCさんは、判決に対し「興味ありませんよ。あなたが個人でやってるから、組織としては関知しませんから」と、A支部長の侮辱が認められたことに一切聞く耳を持ちませんでした。私が持参した判決文のコピーも「わざわざ見せなくて結構です。」と言って、受け取ってもいただけませんでした。  “個人的に私(野口桃子)がA支部長を訴えた裁判だから、組織は関知しない”、どう考えても無茶苦茶な論理です。  そもそもCさんが仰るように、私とA支部長の個人的な問題であり、話し合えば解決できたことだったのです。それにも関わらず多摩総区の幹部はA支部長の話だけを聞いて一方的に私に処分を下したために、問題を大きくしてしまったのです。私は幹部から一度も話を聞いていただけずに組織から処分されたのです。  「個人の問題を組織の問題にした」のは明らかに多摩総区なのです。  それを今更、裁判で敗訴の結果が出たら、個人の問題に関知しないという言い分は余りにも自分勝手な話ではないでしょうか。  私は、A支部長から侮辱され、多摩総区から処分を受け長年苦しんできました。やっとA支部長の侮辱が認められたにも関わらず、私の処分を決めている多摩総区幹部は、まったく取り合ってくれません。  多摩総区の自分達が下した処分にも関わらず、「多摩総区として関知しない」など、そんなことがあって良いのでしょうか。  本部職員同士だからお互いを守り合っているからなのでしょうか?  社会人として間違った行動であると判断されたならば、学会本部職員としても間違っている行動になるのではないでしょうか。そうであるならば、学会本部としてなんらかの処分をするべきではないでしょうか。

 また、A支部長は信仰者として驚くべき行動をしていたことが裁判の中で発覚したのです。  以前、平成24年4月4日と6月19日に原田会長にお手紙でお伝えしました“A支部長の聖教新聞減部に関する暴言から始まった木本貴子さんたちへの除名処分の問題”について、A支部長は、多摩支部の支部長に派遣された当初から、「こいつらを絶対に除名にする」と固く決意していたことを自身の口で語っているのです。  そして、なんと車で私たちの家の前まで来て「毎晩、車の中で(除名するために)題目あげて」いたという事実を、悪びれること無く語っているのです。  この録音音声を聞いた時、私は恐ろしくて鳥肌が立ちました。  一度も会ったこともない会員を除名にしようという発想自体、考えもつかないことです。

 このA支部長の発言通りに、木本貴子さんたちはA支部長から暴言を受け、数々の挑発をされ、それに対し連絡すると「迷惑行為」と言われ、最後は除名処分。  全ては仕組まれて除名にされたのです。一体、会員を何だと思っているのですか!  どんな理由があろうとも、会ったこともない会員の除名を祈ることなど、信仰者として絶対にあり得ないことなのではないでしょうか。  幹部が会員の除名を祈り、その会員の除名処分を学会本部が下した一連の問題は、創価学会の自殺行為です。  原田会長、信仰者として池田先生の弟子として、会員を犠牲にし、A支部長を擁護する学会本部の判断はどう考えても間違っていると感じてなりません。  ここまで明らかになっても会長はA支部長を守るのでしょうか。

 裁判ではA支部長に、創価学会の副会長を含む弁護士が4人もついていました。原田会長もご存知だと思います。  その裁判の録音証拠の中で、A支部長が原田会長のことをこう語っています。  「もう、あのオヤジ(原田会長)は、もう、一度も許す気にはならない」  「一生涯許すことはない、あいつのもうだって、弱みも全部握っているんだから、はっきり言って」  「俺はもう、これ公開したら、あの人明日から生きれないっていう、ある写真も持っているんだよ、はっきり言うけど」  つまり、A支部長は、原田会長の地位が揺らぐほどの“爆弾写真”を持っているというのです。  A支部長が処分されないのは原田会長の弱みを握り、会長の立場を脅かすことが出来るから。だから処分されない。そう私は思いました。  原田会長、これが事実なら会長の責任は重大ではないでしょうか。  そもそもA支部長は、学会本部が有耶無耶にしている「金銭横領疑惑」の中心者の一人です。会員の浄財を横領しても、裁判所で会員への侮辱が認定されても、全く処分されない。それどころか、組織で会員から尊敬される大幹部としていられるのです。  それは、原田会長自身の保身なのではないかと今回のことで感じています。これでは力のない会員は泣き寝入りするか、もしくは声を上げ続けて除名処分にされてしまうしかありません。どちらも悲惨な方向です。  そこに池田先生が指導され続けてきた「会員第一の創価学会」の精神はないのではないでしょうか。

 池田先生は新人間革命でこう語られています。 「学会も組織が大きくなれば、ともすれば、権威主義、官僚主義に陥ってしまう。そうなるのは、『会員第一』という目的を見失ったところに、根本的な原因がある。」  また、 「尊い学会の同志に尽くすために、幹部はいるのだ。自分が偉くなるために会員を利用する。そんな人間を、絶対に許してはならない。」 とも語られています。

 原田会長、池田先生の弟子として、もう一度考えてください。  本部職員の不正を隠蔽することが、本当に正しいのでしょうか。  原田会長の保身のために、本部職員の不正を隠蔽した結果、一番の被害を被っているのは、会員なのです。原田会長が会員を除名にしているのです。  どんな過ちを犯しても、幹部は学会本部に護られ、処分もされず生きていけることは、私は正しいと思えません。また、本部職員の不正を隠蔽してまで自分の地位を守ろうとするのは、池田先生のご指導に反しています。  その生き方は胸を張って池田先生に正しいと言えるのでしょうか。その生き方を貫いて果たして幸せなのでしょうか。

 原田会長、一度会って私の話を聞いて頂けないでしょうか。偏見の目で見るのではなく、人として、一会員として垣根なく話して頂けないでしょうか。  以前に原田会長は『対話は「話すこと」より、むしろ「聞くこと」です。』と話されていました。  ご自身で仰っていたように、「聞くこと」を実行して頂けることを祈っています。  何卒、何卒ご返事をお願い致します。

                      平成30年8月20日 野口桃子

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6「侮辱行為」を司法から断罪された本部職員A氏および学会本部との闘い(川崎の同志5名②)

「すべての勝利は、勇気ある挑戦によってこそ、打ち立てられる。」 (池田名誉会長) 川崎の同志5名(木本貴子さん、野口桃子さん、Hさん、Sさん、Kさん)が本部職員A氏に対し、精神的苦痛を受けたとして提起した民事裁判は、学会本部のあざとい“「宗教」を隠れ蓑に使った戦術”によって、第一審(横浜地裁)敗訴となった。  しかし、5人の同志は決して諦めない。 “ここで諦めたら、師との誓いを裏切ることになる!

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