top of page
  • 執筆者の写真創価学会元職員3名

7「侮辱行為」を司法から断罪された本部職員A氏および学会本部との闘い(川崎の同志5名 パート③)


(一昨日9月10日(月)朝、撮影)

 本部職員で支部長のA氏から「だって馬鹿なんだもん」「おつむが普通じゃない」とさんざん馬鹿にされ、侮辱されてきた野口桃子さんは、今年6月、最高裁判決によって、「(野口桃子さんに対する)A氏の発言は、社会通念上受忍すべき限度を超える侮辱行為であると認められる」との一部勝訴を勝ち取った。 “現役の本部職員が、現役の学会員をいじめたことが確定”  まさに執念の勝利である!  桃子さんはいよいよ決意深く、「本部職員が、先生の命ともいうべき学会員をいじめるなんて、私は絶対に絶対に許さない!」と闘志を燃やす。  そして昨日9月10日の朝、桃子さんは信濃町駅前に厳然と立った。  今、最も矢面に立って闘われている埼玉の篠澤協司さんと八王子の鎌田有子さんに対する不当な除名処分を撤回させるためのサイレントアピールである。  目の前を行き交う本部職員たち一人ひとりの心に向かって、祈り、訴えかけるように、桃子さんは「おはようございます!」と爽やかに挨拶していく。  その中で、ひときわ渋い顔をして、うつむきながら足早に歩き去る職員がいた。今年3月に、桃子さんに査問を行なった地元の総区幹部である職員B氏であった。  さらに数分後、今度は遠目から威嚇するような鋭い目つきで、桃子さんが掲げる横断幕を睨み付けながら歩いてくる職員がいた。  同じく3月の査問の場で、「サイレントアピールを止めるように!」と桃子さんに詰め寄った総区長の職員C氏であった。  桃子さんの清々しさとは、まったく対象的な2人の職員の生命力のない姿を目の当たりにし、仏法勝負の明暗は歴然たることを実感してならなかった。

 今年3月、野口桃子さんの携帯電話に、地元総区の幹部で本部職員のB氏から「地元の会館に来てほしい」との呼び出しがあった。  職員A氏の会員いじめ問題が起こって以降、3度目となる総区幹部からの呼び出しである。前回の呼び出しからは2年が経過していた。  その時、桃子さんは思った。 「Bさんたちに、『東京高裁が“A氏の侮辱行為”を認定したこと』を伝えるチャンスがきたのではないか!  それを伝えれば、もしかしたら私への『幹部への連絡禁止処分』が間違っていたのではないかと考え直してくれるかもしれない。また、Aさんへの対応も再検討してくれるのではないか。 いや、私のことだけじゃない。除名処分となった木本貴子さんやHさん、Sさん、Kさんの処分も、もう一度検討してもらえないだろうか。」と。  かすかな希望を胸に、御本尊様に真剣に祈った。  そして、勇気を奮い起こし、面談の場に向かった。

 会館に到着すると、総区幹部で本部職員のB氏と、同じく総区長で本部職員のC氏、そして婦人部総区幹部が待っていた。  3人と向き合い、すぐに面談が始まる。  真ん中に座ったC氏が次々と質問を投げかけてくる。 「いまだに除名者と一緒に勤行しているのですか?」 「それを改めるつもりはないのですか?」  まるで桃子さんが犯罪人か何かであるかのように、一方的に聞いて来る。  桃子さんは必死に、 「その“除名”という前提がおかしいと思います。 “不当に除名された”のです。学会員じゃなくされたんです。」と伝えた。  しかしC氏はその話には取り合おうとしない。 「別にあなたはそう言っても構いませんよ。  でも、学会員じゃないんです事実として。  そういう人たちと活動を共にしているのは“組織の秩序”を乱しかねない。」  冷たく言い捨てるC氏。  すかさず桃子さんは、 「それは分断です!」と真剣に訴える。

 “何としても友を守りたい!何とか職員C氏たちの誤解を解きたい。”  桃子さんは胸中で祈りながら、声に一段と力を込め、東京高裁で職員A氏の侮辱行為が認定された話を切り出していく。  しかし桃子さんが、 「控訴して、そこで判決がひっくり返ったんです。  Aさんの侮辱が・・・」 と言い始めたその瞬間、職員C氏は「だから、何?」と冷たく遮ったのである。 「ええ?」一瞬、呆気に取られたが、それでも桃子さんはあきらめない。  用意してきた判決文のコピーをカバンから取り出し、「裁判所の判決を持ってきたので読んでください。」と必死に懇願した。  ところが職員C氏の返答はあまりに冷酷であった。 「興味ありませんよ。あなたが個人でやってるから、組織としては関知しませんから。わざわざ見せなくて結構です。」と。  まったく桃子さんの話を聞こうともしなかったのである。あまりに理不尽極まりない話だと思えてならない。 “個人的に桃子さんが本部職員A氏を訴えた裁判だから、組織は関知しない“と言うが、そもそもが“桃子さんとA氏の個人的な問題”であり、A氏が桃子さんとの対話から逃げずに、しっかり話し合えば解決できた問題だったのである。  その“個人的な問題”を、総区組織として取り上げて、しかも桃子さんの話を一度も聞かずに処分して大ごとにしたのは、まぎれもなく職員C氏たちではないか!  なんと自分都合の論理なのか! 「会員第一」「会員奉仕第一」が本部職員の精神ではないのか! 「組織の秩序維持」との言い分で、純真な会員を弾圧する。もはや、やっていることが滅茶苦茶である!

 さらに職員C氏は、桃子さんがサイレントアピールに立っていることについても、確認してきた。 「今後も、サイレントアピールを続けるんですか?」  桃子さんは毅然と答える。 「私は正しいと思ってやっています。  Aさんに出会い、一連の出来事があって、組織の処分も受けました。また、そのあと裁判をする中で、いろいろと感じてきました。  やはり学会本部が声を上げる会員に対し、事実をしっかり調べもしないで処分を下すことは、どうしてもおかしいと思うんです。」と。  さらに桃子さんは、C氏の心に訴えかけるように、 「“執行部批判”と言いますが、決して“誹謗中傷”ではないんです。  間違っていることを正していくために訴えているんです。客観的に『それは違うんじゃないですか』って、訴える活動なんです。それがサイレントアピールなんです!」と話していく。  そして、桃子さんは言葉に力を込めて語り抜いた。 「本部のおかしさを正して、本当の『会員第一の本部』になってほしいって、自分自身が行き着いたからこそ、やっているんです!  “同調して”とか、“そそのかされて”とか、そんなことじゃないんです。自分自身が、やりたくてやっているんですよ!  私は、本部が変わるまでやり続けます!」と。

“従わせる”との結論ありきで面談を行なうC氏の『不信の心』に対し、桃子さんは、最後の最後まで必死に語り抜いたのである。  しかし、C氏は心を閉ざし、「サイレントアピールは、“法を下げている行為”です。」「それに気づけないあなたが可哀そうでたまりません。」と繰り返すばかりであった。  約1時間の面談は平行線のまま終了となった。  しかし、己が正しいと信じることを大確信で語りきった桃子さんの表情は、晴れ晴れと輝いていた。

「幹部のための学会ではない。会員のための学会である。  断じて、学会員を苦しませてはいけない。  そのためにも、おかしな幹部がいれば、皆で声をあげていくのである。  『学会の指導と違うではないか!』『師匠の言っていることに反しているではないか!』と。そうやって皆が強く叱咤・激励して、立派な指導者をつくっていけばいいのだ。  『下』から『上』を動かしていけ!-それが牧口先生のご指導であった。」(2006.10.28付聖教新聞、「全国代表者会議でのスピ-チ」)

 この師の指導に照らし、桃子さんと職員C氏のどちらが師匠の仰せを守り、正しい行動を貫いているかは、誰の目にも明らかではなかろうか。  ならば、私は問いたい。  師匠のご指導に反し“法を下げている”のは一体全体、誰なのか?  間違いなく、下から勇気の声を上げる仏の会員を、次々と切り捨てる現在の本部執行部の面々ではなかろうか。

 今、桃子さんは一歩も引かず闘い続けている。  先般8月20日、「A氏の侮辱発言が最高裁判所で認定されたこと」に関する手紙を原田会長に提出。なんとか原田会長と面談をしてもらえるように懇願し、現在、原田会長から返答が来ることを真剣に祈り、待っているのである。  桃子さんは、いよいよ深く決意している。 『会員第一の創価学会』『対話の創価学会』を取り戻し、篠澤協司さん、鎌田有子さんをはじめ、無実の罪で除名になった同志の皆さんの除名を撤回させるまで、断じて闘い抜く!  私が愛する創価学会を守るために!  師匠池田先生との誓いを果たすために!  力の限り、学会本部に対し正義を叫び抜いてみせる!

閲覧数:209回

最新記事

すべて表示

8「侮辱行為」を司法から断罪された本部職員A氏および学会本部との闘い(川崎の同志5名 パート⑥)後編

(野口桃子さんが昨年8月に原田会長へ書いた5通目の手紙を、全文掲載いたします。) 原田 稔 会長 私は、昨年4月3日に原田会長へお手紙を書かせていただきました川崎総県多摩栄光区多摩支部の婦人部の野口桃子と申します。  原田会長もすでにご存知のことと思いますが、私の支部の支部長で、聖教新聞社神奈川支局の副支局長であるAさんが、私に対して「だって馬鹿なんだもん」「ちゃんとした教育を受けていますか」「お

6「侮辱行為」を司法から断罪された本部職員A氏および学会本部との闘い(川崎の同志5名②)

「すべての勝利は、勇気ある挑戦によってこそ、打ち立てられる。」 (池田名誉会長) 川崎の同志5名(木本貴子さん、野口桃子さん、Hさん、Sさん、Kさん)が本部職員A氏に対し、精神的苦痛を受けたとして提起した民事裁判は、学会本部のあざとい“「宗教」を隠れ蓑に使った戦術”によって、第一審(横浜地裁)敗訴となった。  しかし、5人の同志は決して諦めない。 “ここで諦めたら、師との誓いを裏切ることになる!

bottom of page