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執筆者の写真創価学会元職員3名

5「侮辱行為」を司法から断罪された本部職員A氏および学会本部との闘い(川崎の同志5名 パート①)

 創価変革の同志の方々から、川崎の同志5名と創価学会本部職員A氏との間で行われている裁判について、経過を知りたいとの問い合わせを多数いただきましたので、現在の状況を報告させていただきます。

 先日6月6日、奇しくも邪悪な国家権力と闘い抜かれ、殉教された「初代牧口会長のご生誕の日」に最高裁判所から通知があった。今や権力の魔性と化した学会本部に司法の鉄槌がくだったのである。  川崎の同志である木本貴子さん、Hさん、Sさん、Kさん、野口桃子さんの5名が、本部職員A氏に対し、精神的苦痛を受けたとして民事裁判を提起していたが、この度、最高裁において、『(野口桃子に対する)A氏の発言は、社会通念上受忍すべき限度を超える侮辱行為であると認められる』との東京高裁判決が確定したのである。  現役の本部職員が一婦人部員を侮辱。  絶対にあってはならぬ破廉恥な行為である!  しかし、学会本部はいまだに職員A氏を擁護し続けている実態がある。  学会本部よ!  どこまで腐りきっているのか!

 著書『実名告発 創価学会』にも書きましたが、平成24(2012)年、川崎の青年5名が、金銭横領疑惑のある本部職員A氏から様々な侮辱を受けた上、創価学会から除名処分を受けるという前代未聞の出来事が起こった。  事の発端は、一会員であり一婦人部員である木本貴子さんが聖教新聞の1部減部を申し出たところ、本部職員A氏が、「新聞を減部することはできません」と拒否したことに始まる。  むろん、聖教新聞を減部出来ないという決まりなどどこにもなく、A氏によるまったくの嘘であった。  職員A氏は、初対面の会員・木本貴子さんに平然とそうした嘘をつき、“新聞を減部するのは信心がない”と決めつけ、貴子さんにとって最も大事な信仰心を「あなたは信心がない」「福運がつかない」と否定した。  『会員を仏のごとく敬え!』と仰る師匠池田先生のお心とは真逆の行為であった。  そして職員A氏は、貴子さんを助けようと奔走した会員たちに対し、次々と暴言を吐き、傷つけていった。  「人非人」「偏執狂」「ちゃんとした教育を受けてますか」「おつむが普通じゃない」どれもあり得ない暴言の数々であった。  やむなく貴子さん、Hさん、Sさん、Kさん、野口桃子さんの青年5名は、それぞれ職員A氏から浴びせられた暴言について話し合いを求める。  しかし、職員A氏は、一人ひとりとの話し合いに一切応じることなく、逆に「5名から対話を要求され迷惑している」と言って組織に泣きついたのである。そして、組織も本部職員A氏を擁護したのだ。  最終的に、原田会長までもが、この問題の対応を懇願した5名の訴えを無視し、5名のうち野口桃子さんを除く4名は無残にも会員資格を剥奪する「除名処分」が下されたのである。  学会本部は、本部職員A氏ひとりをかばうために、正義の青年4名を切り捨てたのである。  原田会長が守ったのは、師匠の命である「会員」ではなく、学会本部の「体裁」であった。

 青年5名は学会内部での「対話」による問題解決の道を絶たれた。  しかし、5名は決して諦めない。  祈り考え抜いた末、本部職員A氏に対し、平成24年7月27日に損害賠償請求の裁判を提訴したのである。  すると、職員A氏の訴訟代理人として、創価学会の弁護士が4名も就いたのである。その中にはなんと創価学会の副会長までもが含まれていた。しかもその副会長は、「平成20年の監査」で監査委員として私たちを「足軽会なるグループ」と認定した副会長だったのである。  学会本部が総力を挙げてA氏を守っていることはあまりにも明らかだった。まるで5名はA氏と闘っているのではなく、学会本部と闘っているような裁判となったのである。  そして、この学会弁護士4名は、全く関係のない「足軽会」の話題を持ち出し、「彼ら5人は足軽会として行動し、A氏に迷惑行為を行なった」などというおよそ見当違いの主張を展開したのである。  繰り返しますが、もちろん、川崎学生部の同窓会であった足軽会は2004年に解散しています。この裁判が行われた2012年にはもう存在していないのです。もともとHさんは「足軽会」の元メンバーでしたが、それ以外の木本貴子さん、Sさん、Kさん、野口桃子さんは足軽会とは全く関係がありませんでした。完全にこじつけの論でした。  さらに、この弁護士4名は、「発端の木本貴子さんとA氏の会話」の録音証拠が無いのをいいことに、“A氏の木本貴子さんに対する発言は侮辱ではなく、信仰指導であった。むしろ貴子さんの捉え方に問題があった。”などと主張した。 「信仰指導」――「裁判所が宗教団体の内部の問題に介入できない」という裁判の特徴をあざとく利用したものだった。  宗教を隠れ蓑に使い裁判に勝とうとする学会本部の汚いやり方が、如実に現れた瞬間であった。  しかも、この「信仰指導」なる主張とはうらはらに、当時A氏が“貴子さんらの自宅前に来て除名を祈っていた”という衝撃的事実が、のちに裁判の中で発覚するのである。  よくも平然と、真っ当な幹部のふりして「信仰指導」などと言えたものだ!  川崎の同志4名を除名処分にまでし、本部職員A氏を守り抜いてきた学会本部である。  今さら、5名に敗訴するなど、許されることではない。

 第一審判は残念ながら、敗訴であった。  しかし、裁判に負けても同志の心は負けない。  木本貴子さんはこう決意を新たにした。 「侮辱されたことを裁判所に認めさせることが出来なかった。悔しい!  でも、絶対に真実は明らかになる。いや絶対に明らかにしてみせる!  ここで自分たちが闘うことを諦めてしまったら、A氏の侮辱行為が正義になってしまう。『おかしな幹部がいたら叩き出せ』と仰る師匠との誓いを果たせなくなってしまう。だから私は絶対に、絶対に諦めない!」と。  あまりに偉大な闘う弟子の魂である!

「どんな状況になろうとも、私たちは創価変革のために闘い続ける!」  同志5名が東京高裁への控訴に向け、決意を新たにした。  すると、なんと創価変革の同志であるBさんが連絡をくださった。  Bさんは、“本部職員A氏と学生時代を同じ組織で闘った”という方であった。  Bさんは、『実名告発 創価学会』を読まれたことがきっかけで、創価のためにと真剣に闘う木本貴子さんたちのために、自分が出来ることは何なのかを深く悩まれ、身を切ってご自身の使命を果たす行動を起こしてくださったのである。  諸天の守護を感じずにはいられなかった。  平成29年6月30日、同志5名が控訴理由書を提出する際、Bさんが提供してくださった“一つの録音証拠”も裁判所に提出することができたのである。  そして、この同志Bさんの必死の闘いによって、第二審では野口桃子さんに対するA氏の侮辱発言が認められ、「大逆転の一部勝訴」判決が出されることになったのである。 『下から上を動かしていけ!』  この牧口先生の仰せ通りに、度重なる権力の迫害に屈しなかった同志が必死に闘い切り開いた第二審の勝訴である。  誰が本物の弟子なのか!  会員をいじめる本部職員と、その悪行に声を上げた無名の庶民、どちらが真の池田門下であるのか、正邪は歴然である!

※「侮辱行為」を司法から断罪された本部職員A氏および学会本部との闘い(川崎の同志5名 パート②)へ続く

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8「侮辱行為」を司法から断罪された本部職員A氏および学会本部との闘い(川崎の同志5名 パート⑥)後編

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