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執筆者の写真創価学会元職員3名

120「1・27千葉座談会」式次第発表!

 本年元旦、神奈川のある壮年の同志の方がメールをくださった。 「今、電車の中です。これから、一人サイレントアピールをして参ります!」  なんと元旦から、たった一人で学会本部の前に立ちサイレントアピールを行なうという宣言であった。  同志の熱き魂に触れ、全身に鳥肌が立った。  さらに、そのメールにはこう決意がつづられていた。 「“今、一騎当千の弟子がいるかどうか。  本物の新たな『池田大作』が出ることを、私は祈り、待っている”  2008年12月8日付の、先生のご指導だったと思います。  スローガンは、悩んだ末に、  『三代会長の指導に違背する教義・会則変更・会憲は、絶対に納得できません!!』にしました。  一人でも多く、青年の本物の弟子が踊出する事を願い、信じ、露払いとして、一番槍を衝いて参ります!」と。  ただただ創価の未来永劫の発展を真剣に願い、変革のために地道な闘いを起こされる同志の深きお心に、涙が込み上げた。  元旦の大誓堂では新年勤行会が行なわれ、たくさんの学会員が信濃町を訪れる。  無数の視線が集まるその真っ只中で、堂々とスローガンを掲げるのである。  堅固にそびえ立つ大誓堂の前にただ一人、生身ひとつで本部執行部に立ち向かい、正義の声を突きつける同志の姿が目に浮かんだ。  私の胸は高鳴り、“自分もサイレントアピールにいよいよ立つ!師匠との誓いを何としても果たす!”との決意が沸き立った。

 その壮年の方は、昨年12月29日の「大結集本部前サイレントアピール」に参加されると唇を噛みしめてこう語っていた。 「8月に一人サイレントを学会本部前でやりまして、その後はなかなか出来ませんでした。来年、絶対にやりたいと思います!」と。  それから僅か3日後の元旦である。  電光石火の如き偉大な行動力に、師の模範の弟子の振る舞いを学ばせていただいた。  本気の一人ほど強いものは無い。たった一人であったとしても、『師弟不二』の精神で行動するならば、無敵である!  その“一人”に“自分がなるかどうか”である!  巨大な組織である創価学会を、変革することが可能かどうかを決めているのは自分自身の心である!

 私たちは本年、断固、創価変革の大勝利を勝ち取る覚悟で、サイレントアピールそして座談会を開催して参ります!  本年最初は、大聖人ご生誕の地「旭日の千葉」から創価変革の狼煙を上げていく決意です。  現在、「千葉座談会」の式次第を、以下のように考えています。

 今、全国各地で創価の発展と変革を願う同志の方々が、独裁化した原田執行部を頂点とする職員幹部たちから不当に査問され、村八分にされ、しまいには役職解任、活動停止処分を下されるといった“会員いじめ”を受けている。  まさに創価学会の内部で、『地涌の菩薩』である純粋な学会員に対する“難”が巻き起こっているのである。  今回の千葉座談会では、そうした正しき行動を貫く中で“難”を呼び起こし、さらに“難”に屈せず闘い抜かれる同志の方々に貴重な体験談をお話ししていただきたいと思いました。

 まずは、昨年3月に、ついに除名処分となった埼玉の篠澤協司さんにご登壇いただき、不屈の体験談をお聴きしたいと思いました。  篠澤さんは除名処分が確定したとき、私に電話をくださりこう言われた。 「私は師匠の仰せに反するような間違ったことは、何一つしていません! “執行部批判”を理由に私は除名されましたが、批判されるようなことをしたのはいったい誰なのか!と言いたいです。」  その師子吼は今も耳朶から離れない。

 篠澤さんは、今から4年前の2015年、“公明党が推進する『安保法制』は池田先生の絶対平和思想に反しているのではないか”との疑問を持たれ、悩み抜かれていた。  “「安保法制」は集団的自衛権の行使を前提としている。しかし、集団的自衛権の行使は「憲法9条」に違反する戦闘行為である。そのことを憲法学者たちも「違憲である」と明確に指摘しているのに、なぜ公明党が推進するのか・・・”  しかし、公明党の太田元国交相(当時)が参画する、たかが一内閣の閣議決定によって、集団的自衛権の行使を容認する内容に“憲法9条の解釈”が変更されてしまったのである。  それまで必死に公明党を支援してきた篠澤さんは、変節ぶりを深刻に受け止めた。何より、師匠の仰せに反していると思った。  師匠池田先生は明確に言われている。 「私は何より、平和憲法の理念、精神性が風化してしまうことを危惧するのです。ゆえに、私は、その立場から第九条に関しては、手をつけるべきではないと従来から主張してきましたし、その信念は、今も変わりません」(第26回SGIの日記念提言)と。

 篠澤さんはすぐに地元の組織幹部や公明党議員に「安保法制に関する質問」を投げかけ、説明と対話をお願いした。  当時、地区部長でもあった篠澤さんにとっては、“地区員の方々と納得しながら前進したい”とのごく当たり前の想いもあった。  しかし、そうした篠澤さんの純粋な想いを理解しようともしない職員幹部たちは、篠澤さんの質問にまともに回答しなかった。  そればかりか、“組織決定に従うことが「異体同心の団結」である”と思い込む職員幹部たちによって、師匠の仰せを根幹に自分の頭で物事を考える篠澤さんは次第に疎んじられていく。  そして昨年3月、職員幹部たちは篠澤さんの話をろくに聞くこともなく、“原田執行部を批判した”との理由で除名処分を下したのである。

“『執行部批判』の名のもとに真面目な学会員を除名”  冷静に考えれば誰が聞いても『仏法の“和合”の精神』に違背する蛮行であることが分かるはずである。  創価学会の永遠の師匠、池田先生は明確に仰せである。 「意見の違いは、どこまでも平等にして理性的な『対話』によって解決してきたのが仏教の伝統精神である。  『問答無用』は仏法破壊なのである」と。  どこまでも万人の命にある『仏性』を信じ抜く信仰が日蓮仏法である。  そして、日蓮仏法を信奉する創価学会は、「世界の平和」と「人類の幸福」を目的とし、皆が平等な話し合い(対話)によって、納得と共感をしながら前進していく宗教である。  したがって、ろくに話すら聞かずに、真面目な会員を除名した今の学会本部のやり方は、明らかに創価の理念と師匠の根本精神から逸脱した「宗教の自殺行為」である。  しかし、除名された当の篠澤さんご本人は、「難こそ誉れ」「難即前進」との師匠の御指導のままに、歓喜をもって大恩ある創価学会のために行動を起こされる。周囲の学会員の方々との対話を開始し、いよいよの決意で着実なる信頼の輪を拡大し続けているのである。  なんと偉大な弟子の振る舞いか!  どこまでも「師弟」に生き抜く篠澤さんの信念は、断固として不動なのである!

 そしてもうお一方。師匠との原点を露も忘れずに闘い抜かれる“弟子の鏡”たるご婦人Aさんにご登壇をお願いしました。  Aさんは青春時代に病に苦しみ、生活も困窮する中、師匠池田先生との三世に渡る「原点」となる出会いを刻まれてきた方である。  未来部総会に参加されたAさんをはじめ未来部員たちに対し、出席された師匠池田先生はこう語られた。 「どんな立場であってもいい。創価学会を守っていただきたい」と。  それがAさんの「師匠との原点」そして「師匠への三世の誓い」となったのである。  Aさんは結婚後、一婦人部員として、純粋に行動してきた。そして、常に師匠を胸に抱くAさんの正しき振る舞いによって、地元の幹部たちの腐敗堕落ぶりがあぶり出されていったのである。  協議会後に毎週酒盛りをする幹部。会館で婦人部をあごで使い接待させる幹部。しかし、そうした幹部たちの腐敗堕落の根元は、人事権を握る学会本部にあることが判明していくのである。  それでもAさんは信心根本にあらゆる障魔をはねのけ、懸命に闘い抜かれ、病と生活苦のすべてを克服されていったのである。  その胸にはいつも、「どんな立場でも師匠の創価学会を守る!」との誓いが燃えていた。  そして現在、本門の弟子の闘いである「創価変革の闘い」に、縦横無尽に闘い抜かれていらっしゃる。

 昨年末のサイレントアピール終了後の懇談会では、清々しい笑顔でこう語られた。 「腐敗した幹部たちがたくさんいる中で、私はずっと一人だと思ってきました。  夕焼けの道を一人歩きながら、『一人でも構わない、絶対に負けない!』と覚悟して闘ってきました。  でも今、こうして皆さんに出会えて。本当に地涌の菩薩ですよね、皆さんね。  本当に幸せだと思っています。本当にありがとうございます」と。  なんと純粋な、太陽の如き温かなお心であろうか。  これぞ先生が愛される、美しき偉大な創価学会婦人部の御姿であると思えてならない。  しかし、今の原田執行部には、こうしたご婦人の心の叫びすら、まったく届かない状況である。

 師匠は、明確におっしゃっている。 「恩師に尽くし、広布に尽くし抜く、不惜身命の戦いこそ、初代の牧口先生から、第2代の戸田先生へ、そして第3代の私へと受け継がれた、本当の学会精神である。  この三代の師弟の魂が根本である。  もしも将来、原理原則を踏み外すような幹部が現れたならば、断じて許してはいけない。  異体同心の革命児の弟子たちが、猛然と戦い抜いて、三代の正しい軌道へと戻していくのだ。  幹部が役職を笠に着て、威張る。大変なことは人にやらせて、自分は楽をする。そんな権威主義の学会になってしまったら、大変だ。一生懸命に戦って下さる学会員に申し訳がない。 たとえ、会長であっても、特別な存在ではないのだ 民衆の真っただ中で広布に戦う人が一番偉い  広布のため、同志のため、だれよりも真剣に祈り、戦う人が会長なのである。  その意味で、全員が会長の自覚で進んでいけばいい。  私は、青年時代、『全員が戸田城聖たれ!』と叫んだ。  この深き使命の自覚の中にこそ、本当の『勇猛精進』があり、未曾有の広宣流布の歴史が築かれるのである」と。

 本年は、弟子が師匠を裏切った「昭和54年」から満40年の節目である。  40年前、師匠の側近であった最高幹部たちはことごとく偉大な広宣流布の指導者である師匠池田先生を裏切った。  その時、原田稔現会長も、最高幹部の一人であった。  原田氏は、自らは一切泥をかぶらず、ただ師匠池田先生だけに宗門問題のすべての責任を負わせ、第三代会長を辞任させた最高幹部の一人なのである。  そして原田氏は、昭和54年4月24日に、北条浩「新会長」と一緒に、「新副会長」に就任したのである。  なんと薄情な、なんと冷たい人間の心か。  しかし、これが原田氏の実態である。  口ではいくらでも「先生、先生」と言える。  しかし、人間の本質は、いざ自分に火の粉が降りかかった時にどうするかである。  ならば、師匠の恩を感じる私たちは、創価学会が最も厳しい状況にある今こそ、勇敢に立ち上がりたい! 「学会本部よ!原田執行部よ!師匠の創価学会に帰れ!」と。  本年は、『原田執行部の偽善・欺瞞の実態』を全学会員の方々が理解できる形にあぶり出し、断固『師匠の仇』をとる覚悟である!

(2019年1月7日(月)朝 大誓堂前にて)

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