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執筆者の写真創価学会元職員3名

119「12・29学会本部前サイレントアピール」に向けての決意⑤ (川崎の同志5名の闘い パート⑤)(後篇)

 (前篇 ●118 からの続き)  川崎の同志Sさんたちに対し、職員による「会員弾圧」はエスカレートするばかりであった。  なんとSさんたち3人がいる会館に、大人数の警察官が入館してきて取り囲む事態となったのである。後日、このとき職員C氏が警察に通報していたことが判明した。  対話を拒否するだけでなく、警察に通報。本当になんでもありの狂った状況であった。  Sさんは、駆け付けた刑事に事情を聞かれその場で説明する。  すると刑事は状況を理解し、「今、C氏に日程を調整して対話をするように説得しているからここで待っていてほしい」とSさんたちに指示したのである。  刑事がそう言う以上、待つしかない。  数時間後、牙城会室から出てきた刑事は申し訳なさそうにこう話す。 「(職員C氏は)ずっと電話をしていて、我々の話を聞こうとしなかった。全然話せなかった」と。  結局、職員C氏は刑事の説得にすら耳を傾けず、最後の最後までSさんたちとの「話し合い」を拒んだのである。  刑事はあきれたように、「何で、あんなに対話を拒むんだ。話せばすむことでしょ。」とこぼした。  そして、「あの人達は無理だよ。話す気がないよ。退館時間も過ぎているから、君達も退館した方がいい」と、待機していた3人に退館を促した。  ここまで尽力してくれた刑事に、3人は「迷惑をかけるつもりはありません。ありがとうございました」と丁寧に御礼を伝え、即座に会館を退館したのである。

 ところが後日、男子部Sさんたちの元に、創価学会神奈川県審査会から「除名審査の通知書」が届く。 “『取り調べ』するから『出頭せよ』”  まるで罪人宛の内容であった。  通知書に書かれていた除名審査の理由を読み、さらに驚いた。 「要求を受けても長時間に渡り退館時刻を過ぎて深夜に至るまで退館せず混乱を招くなどした」と書かれていたのである。  本当にありえない!  3人は刑事から「待つように」と言われたため、相談室で待機していたに過ぎない。私(滝川)はすべてこの目で見ている。  もはやSさんたちを除名にするための、職員C氏たちによる“自作自演”である!  しかし、それでもSさんたちは諦めなかった。  折れそうになる心を奮い立たせながら、必死に題目をあげ抜いた。  偉大な同志の闘う姿に、涙が溢れた。  同志は、こんなにも苦しい目に遭いながらも、自らを救ってくれた創価学会を見捨てることだけは絶対にしなかった。  同志は、“審査員の命の中にも師匠池田先生がいらっしゃるはずだ。どこまでも審査員を信じて、正義を叫び抜くんだ!”と固く決意し、除名審査の場である神奈川文化会館に向かった。  そして、たくさんの審査員の前で、誠実に真実と正義を語り抜いたのである。 「会館に長時間残っていたのは、刑事の指示で待っていたからです!調べていただければ分かるはずです!」 「散々A氏に侮辱され、なぜ、そのようなことを言うのか聞きたかっただけなのです!」  しかし、審査員である弁護士たちの態度は実に冷酷であった。 「あなたたちの話を聞くつもりはない!」 「聞かれたことにだけ答えて下さい」と。  オウムのように繰り返す審査員の態度は、すでに除名のシナリオが決まっているように見えた。

“ここが、本当に創価学会なのか。師匠が「正義」を叫ばれた神奈川文化会館なのか。まるで夢でも見ているようだ。  ここに、師匠はいない。  ここに、「正義」はない。  先生・・・先生!”  ついに、Sさんの目から涙がこぼれた。

 数日後、Sさんたちのもとに神奈川県審査会から通知書が届いた。  「主文 貴殿を創価学会から除名する。」

 職員A氏のありえない言動、そしてSさんの報告・相談の手紙を握りつぶしてA氏に横流しした職員B氏。Sさんたちの話を一度も聞かずに処分し、その処分理由すら説明せず警察沙汰にした職員C氏。  それら本部職員たちの一連の罪は棚上げされ、すべての罪を背負わされる形でSさんたちは除名処分となったのである。  そして今、Sさんたちのように創価を愛するゆえに、誰よりも苦しい思いをしている健気な同志が全国、いな全世界でたくさんいらっしゃる。

 池田先生は明確にご断言なされている。 「生命は一人も残らず、公平な尊厳さがある。  『僧が上、信徒が下』、とんでもない間違いです。  創価学会は『会長が上、会員は下』、とんでもない間違いです。本末転倒です。  そうなった場合には、創価学会も邪教です。」と。  今、問答無用に会員を排除し、「会長が上、会員が下」の独善的・独裁的な組織をつくり上げている原田創価学会は明確に「邪教」と化している!  建設的な声を上げる創価の宝である会員を、次々に排除する原田創価学会は「第2の日顕宗」と化している!  しかし、ここで諦めたら全てが終わる。師匠への御恩も誓願も、今世の我が使命も久遠の原点も、すべて放棄することになる。  それだけは、断じてそれだけは出来ない!死んでも諦めることはない!!

「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし、日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり、無間地獄の道をふさぎぬ」(御書320頁・報恩抄)

 妙法の功徳力は絶大である! 「人間革命」の信心である!  絶対に変われない人間はいない!  ならば、組織も人間の集合体である以上、絶対に変われない組織はない!  ゆえに、私たちは12月29日のサイレントアピールで以下のスローガンを掲げることを決意しました。 <本部執行部よ!創価の原点である『創価三代の思想と精神』に帰れ!>



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