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執筆者の写真創価学会元職員3名

113「11月12日学会本部前サイレントアピール」の報告

更新日:2018年11月21日

『生きるとは呼吸することではない。行動することだ。』(ルソー)

『世界には二つの力しかない。剣と精神の力である。 そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ!』(ナポレオン・ボナパルト)

 先日11月10日(土)、創価変革の同志から、“今日、公明党本部前でサイレントをやってきました”とのご連絡を頂いた。(http://tanakaryusaku.jp/2018/11/00019095)  なんとこの日、全国(東京、横浜、大阪、広島)の公明党本部前で、全国の創価学会員の方々が一斉に公明党に対する抗議のサイレントアピールを行なったのだという。  同志の偉大な闘いをうかがい、感動で体が震えた。  サイレントアピールに立たれたお一人お一人の思いはいかばかりだったことか。  近年の公明党の変節によって苦しい思いをされ、已むに已まれぬ思いで顔を出して党本部の前に立たれた。  公明党は本来、庶民の味方であるべき政党である。  にもかかわらず、現在、沖縄・辺野古の新基地移設を自民党とともに積極的に推進し始めたのである。  県知事選の結果からも民意は辺野古への新基地移設に反対である。  それなのに、なぜ庶民のための政党であるはずの公明党が、第2次大戦時から最も苦しめられ続けている沖縄県民を、さらに苦しめようとするのか。

 沖縄は、第2次大戦中、本土の捨て石として凄惨な地上戦を強いられた。  何の罪もない母や乙女、子供たちといった一般市民が、実に15万人も米軍に殺されたのである。  そして、戦争が終わっても沖縄の悲劇は終わらなかった。沖縄はアメリカ施政下におかれ、ソ連や中国、北朝鮮などの東側諸国に対しての"抑止力"を名目に「軍事基地」として利用された。  さらには本土の都合で、全国にあった海兵隊が次々と沖縄に移転されてきた。むろん、日本でもアメリカでもない無国籍の状態に置かれた沖縄の人々には、1972年の本土復帰まで選挙権すら与えられていない。むろん反対する術もない。従うしかない状況である。  そして、権力機関である国が、個人の所有物である家や土地を強制的に取り上げる「接収」が行われ、理不尽な経緯で基地がつくられてきたのである。  結果、今なお日本の米軍専用基地のなんと74%が沖縄に集結しているという。  沖縄には、こうした経緯と実態があるのだ。  ゆえに公明党の創立者である池田先生は明言された。 「核も、基地もない、平和で豊かな沖縄になってこそ本土復帰である――それが、沖縄の人びとの思いであり、また伸一の信念であった。」 「最も苦しんできた沖縄の人こそ一番幸福になる権利がある」と。  また沖縄の基地に対しては段階的全面撤去を提言されている(新・人間革命『楽土の章』、1967年の第10回学生部幹部会)。

 それにもかかわらず、今般公明党がくみする政権与党は、さらに沖縄・辺野古の地に新たな米軍基地を移設・建設しようとしているのである。ジュゴンが訪れるほどの美しき大自然を破壊しながら。  そして、その公明党を全面支援する創価学会本部もまた、師匠の沖縄の平和構想に真っ向から反し、新基地を建設・移設しようとしているのである。  一体誰のために沖縄があるのか!  完全に国家権力の手駒であり、師敵対の所業であると言わざるを得ない!  力を持つ「権力者」に追従し、弱き立場の民衆をいじめるならば、「人間(生命)」を守る創価の生き方とは真逆である!

 しかし、こうした師敵対の人間たちがうごめく中、希望の光のごとく、偉大な創価の同志の皆様が全国各地で一斉に立ち上がられた。  心の底から勇気を頂き、無限の力が湧き上がってくる。  師匠を胸に闘う同志と共に、断じて、国家権力にすり寄り、権力の加護を受ける公明党と創価学会の狂いを糺さねばならない!  断じて、元凶である学会本部とりわけ生命軽視の原田執行部を変革する!  こうした決意のもと、一昨日12日(月)、私たち3人は学会本部前でサイレントアピールを行なってきました。  小雨が降る中、本部職員の通勤時間である朝7時30分に信濃町の学会本部に通じる道路に立った。 『安保法制反対の声を上げた鎌田有子さんを除名するな!』  『学会のために声を上げた篠澤協司さんの不当な除名を撤回せよ!』との横断幕を堂々と掲げた。  ほとんどの職員が私たちを見ると、出勤経路を変え、私たちを避けて行く。以前のように、私たちに敵意をむき出しにする職員はほとんどいなかった。  むしろ、“本当によくやるよ。”“一体こいつらはどこまでやり続けるつもりなのか。”といった表情で、目すら合わせず行き交う職員ばかりであった。  しばらくするとある一人の壮年が“鎌田さんの除名撤回”のスローガンの前に立ち止まられ、じっと見つめている。  その表情が曇り、首をかしげながら近づいてくる。関東の学会員であるという。  その壮年部の方は、「『安保法制に反対で除名』ってどういうこと?これが本当なら大問題だぞ。」と語られる。  私は、「そうなんです。大問題なことが今創価学会の中で普通に行われているんです。でも絶対に創価は変わります。絶対に変革していきます! と答えた。  “安保法制に反対の声をあげて除名”  やはり、誰が聞いてもおかしな話である。  しかし、師の平和思想を裏切る原田執行部にとっては、師敵対の姿が暴かれることだけは何としても避けたいことなのである。  ゆえに、自分たちの悪の所業に正義の声をあげる会員を迫害するのである。  「本部の指導に従え!」  「直弟子である原田会長の言うことを聞け!」  この本部執行部の狂いこそ、広布を阻む最大の悪であり、師弟分断の一凶である!  私たちは愛する創価の変革を絶対に、絶対にあきらめない!  師匠の精神である『対話の精神』で、『対話の旗』を高らかと掲げ、正義のサイレントアピールをたんたんとやり続け、断固、本部執行部と同僚の本部職員たちを徹底的に変革していく覚悟である!

『座していたのでは、事態は開けない。  行動である。会って語り合う勇気こそが、歴史を変えていくのだ。』(池田先生)

(11月12日(月)朝)

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