創価変革のために闘う同志・鎌田有子さんに対する不当な除名審査が行なわれた9月15日(土)13時、降り続く雨のなか、信濃町の学会本部にて、厳然とサイレントアピールを開始した。
今回も大誓堂前には警備員がびっしりと配備されていた。そのため、サイレントアピール開始の時点から、スタンディングの場所を歩道に移して行なう。
いかなる障害や妨害があろうが、『非暴力・不服従の精神』で立ち向かう、まさに“不軽菩薩の精神”である。
降りしきる雨の中、同志は厳然と横断幕とプラカードを掲げた。
『安保法制反対の声を上げた
鎌田有子さんを除名するな!』
『学会のために声を上げた
篠澤協司さんの不当な除名を撤回せよ!』
しばらくすると、歩道で掲げる横断幕やプラカードの前を、若手職員たちが妨害するように立ちはだかる。まるで、血の通わぬロボットのようである。
そうした中、その警備の合間からプラカードと三色旗を厳然と掲げる偉大な「創価の母」の姿があった。
池田先生と奥様の写真を胸ポケットに忍ばせた滝川の母・光子さんである。
「このサイレントアピールは池田先生との誓いを果たすもの。
一歩も退いてなるものか!
きっと、きっと師匠がご覧になっていることは間違いない!」
皆、同じ思いであった。
「師匠の創価に帰れ!」
「正義の同志を除名するな!」
「不当な除名を撤回せよ!」
同志のために正義を叫ぶ、正しき信念の行動を貫く同志の顔は、輝いていた。
創価を愛する同志の強き一念は諸天をゆり動かす。サイレントアピールが終わる頃、見事に空は晴れ上がったのである。
雲間からこぼれる太陽の明かりに師匠の温もりを感じる。
全員が、立川文化会館で戦う鎌田さんの大勝利を確信したのである。
翌日、偉大なる創価の母は次なる闘いを開始する。
これまで原田会長に手紙を書き続けてきた光子さんは、実に21通目となる手紙を書き上げ、学会本部の接遇センターで原田会長宛に提出してこられた。
母からメールが届く。
「21通目の会長手紙を今、出しました。
21通目からの手紙は、本部に巣くう癌と自分の中の癌との壮絶な戦いの中で書き上げる会長への手紙。
先生の創価変革を勝ち取る日まで、闘うのみ!!」
あまりに偉大な母の闘いに涙がこみ上げた。
絶対に、絶対に、創価変革を勝ち取るその日まで、共に、共に生き抜いてみせる!
今回、滝川光子さんが魂込めて一文字一文字紡ぎ出した原田会長宛の手紙をご紹介させていただきます。
(以下、滝川光子さんが原田会長宛に出した手紙全文)
原田会長
私は2012年10月12日に本部職員を即日懲戒解雇、その後除名となった滝川清志の母、滝川光子と申します。
息子は、本部職員であった当時も、また現在も、「池田先生のご指導通りに生きる!」と心の中にいる師匠に毎日誓いながら、おかしいことはおかしい!と声を上げ、師の精神に基づいた創価に断じて変えねば!という信念で、戦い続けています。
私は、入会52年となる婦人部員で、副白ゆり長をさせて頂いております。
この度、70歳代という年齢もあり、長期や頻回の入院等もあり得ることを考え、今年5月11日に地区の●●婦人部長にその理由を伝えた上でお守り御本尊を頂きたいとの申し出をしました。すると5月31日に本部職員のA総区長から非通知で電話があり、「お守り御本尊の授与はできません!」と拒否されました。
A総区長は、授与しないと決めた理由について、「息子さんの除名処分がおかしいとか、学会本部が間違っているとか、という考えを改める気持ちはないという滝川さんの状況に対して、お守り御本尊の授与はできないと判断した」と説明してきました。
私は唖然としました。
入院や遠出をした先でも御本尊に祈っていきたいから授与をお願いしたにもかかわらず、私の理由には一切触れずに「授与できない」と伝えてきたA総区長の話は、本当に納得できませんでした。
私は、確かに、「息子に対する除名処分はおかしい」とA総区長にも伝え、原田会長にも手紙で書いてきました。また、会員である野口桃子さんたちを侮辱したB支部長という本部職員の問題について、その解決のために行動した息子への「懲戒解雇はおかしい」と言ってきました。
そして、「原田会長が池田先生の平和思想に反する安保を進めた行為は間違っている」と意思表示をしてきました。
しかし、そうした私の意思表明を理由に、信仰の根本である御本尊授与を「拒否」することが許されて良いのでしょうか。
私はA総区長に伝えました。
「大事なご本尊様です。授与できない理由が分かりません。おかしいと思います」と。
そして、口頭で説明して終わる話ではないと思い、「文書でその理由を教えて頂けますか」と、何度もお願いしました。
しかし、A総区長は、「言葉の意味が分かりませんか?」とまるで私を馬鹿にするような発言をしてきました。そして、さらに「『理解できる』、『できない』は置いておいて、そのように伝えましたので、ご理解いただけますか。文書ではお答えしません」と言いました。
私は、それでも授与できない理由について「納得できない」と何度も伝えました。すると最後は、A総区長は冷たい口調で「授与はできません!」と言って、電話を切ってしまいました。
原田会長、本部職員のA総区長が私を「反逆者」のように決めつけ、それを理由に「授与できません」と拒否することは、会員第一の池田先生のご指導に照らして、許されるのでしょうか。
私は、自ら求めて入会し、「日蓮がたましひをすみにそめながしてかきて候ぞ」の御本尊を頂きました。その御本尊は池田先生から頂いたと、私は思っています。
52年間、先生への感謝を胸にご指導通りの生き方を貫き、70歳代の高齢となり入院もあり得る中で、お守り御本尊の授与を申し出ました。それにもかかわらず、「拒否」するなど、池田先生のご指導に照らして、正しいとは思えません。
池田先生は絶対にそのような無慈悲な行為をされないと私は思います。
私はこれまで原田会長に20通以上の手紙を書いてきました。同世代を生きる同じ弟子として、原田会長が池田先生のご指導に照らして間違っていると思うことは、正直にお伝えしてきました。
原田会長に意見したことが、「『学会本部が間違っている』と滝川さんは言っている」とされ、お守り御本尊授与を拒否する理由として良いのでしょうか。
たとえ会長であっても、師匠のご指導に照らして間違っている点は間違っていると伝えることの何が問題なのでしょうか。
私は、学会本部職員が権力を使い、一会員の命でもある大切な御本尊の「授与を拒否」してしまうような、あまりにも無慈悲なやり方に、どうしても納得いきません。
御本尊を人質のようにして、会員を従わせる道具にすることを、師匠が絶対に正しいとおっしゃるとは思えません!!
師匠のご指導に照らして、間違っている点があれば同じ池田門下として共に伝え合い、師匠の理想とする創価にしていくことが私たち弟子の使命だと思っています。
原田会長、一度でいいです。一度でいいので、私と対話をして頂けないでしょうか。
お手紙のご返事をお待ちしています。
平成30月9月16日 滝川 光子
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