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執筆者の写真創価学会元職員3名

107 学会本部の蛮行の阻止および埼玉の篠澤協司さんと八王子の鎌田有子さんの除名撤回を求めて!(9・15サイレントアピールへの決意②)

 はじめに、この度の台風21号および北海道を震源とする地震により、被害に遭われ、被災されている方々に、心よりお見舞いを申し上げます。一刻も早い復興を真剣に真剣に祈らせていただきます。

『戦争ほど、残酷なものはない。  戦争ほど、悲惨なものはない。  だが、その戦争はまだ、つづいていた。  愚かな指導者たちに、ひきいられた国民もまた、まことにあわれである。』

 創価学会の永遠の原点である、小説『人間革命』の冒頭の一節である。  師匠池田先生は、1964年(昭和39年)12月2日、日本で唯一、地上戦の舞台となった沖縄の地で、『人間革命』の執筆を開始された。 “二度と戦争を起こしてはならない!”  “最も苦しんだ人が最も幸福になってほしい!”  深き決意のもと、世界の平和と人類の幸福という目標を掲げて筆を起こされた。  しかし、それから50年後の2014年7月、師匠が創られた公明党は、「集団的自衛権の行使容認の閣議決定」に賛成したのである。  そして、この公明党の愚行に対し、なんと創価学会本部が、「(公明党が)憲法9条の平和主義を堅持するために努力したことは理解している」との声明を発表し、公明党を、『努力した』と言って容認・擁護したのである。  この時、正に原田執行部が、師匠池田先生の平和思想を裏切り、自民党という権力に屈服した瞬間である。

 その一年後、公明・学会本部は、戦争を容認する『安保法制』を自民の腰ギンチャクとなって強行的に成立・推進。その後も、いわゆる治安維持法の現代版と言われる「共謀罪法(改正組織犯罪処罰法)」をも、自公が強行的に可決・成立させていく。  今年の日本の防衛費は5兆1911億円で過去最高額を更新。2012年末の第二次安倍晋三政権発足以降、防衛費は6年連続で上昇し、さらに来年度の概算要求は5兆2986億円にまで膨れ上がる見込みである。  こんな軍事国家を公明・創価は目指していたのか?  何がどう『歯止め』がかかっているのか、まったく理解不能である。

 そもそも師匠池田先生の平和思想の核は、「戦争反対」「武力撤廃」であり、「平和外交」「文化と教育の交流」による世界平和の構築ではなかったのか?  しかし、学会本部の言い訳は、「時代が変わったから仕方がない」、「武力による抑止力を高めて、紛争を未然に防ぐ。国際平和に貢献する。」と開き直っているのである。  完全に狂っている!  今日(8日)も聖教には「日中友好」「訪中団」との文字が躍っている。  しかし、大恩ある中国をはじめアジア諸国に対し「抑止力」をちらつかせて威圧することは、池田先生を始めとする先人が死に物狂いで築いた日中の「金の橋」を破壊する暴挙であることを知るべきである!  結局、原田執行部は、臆病なのである。  師匠が命を懸けて貫いてこられた平和行動を、“自分たちには出来ない”と怖気づいているだけなのである。

 こうした、師匠の平和思想とこれまでのご功績を破壊する公明・学会本部に対し、心ある学会員の方々は血涙したたる思いで声を上げたのだ。  「いつから、創価学会は平和思想を捨てたのか!」  「学会本部は、打算と利害で動いているのか!」  そうしたやむに已まれぬ声を上げたお一人が、今般、除名確定が下された埼玉の篠澤協司さんであり、現在、除名審査を控える八王子の鎌田有子さんであった。  私は、この方々こそ、師の平和思想を守るために立ち上がった、師匠の真の弟子であると思えてならない。  篠澤さんは地区部長として、尊き学会員の方々を守るために、懸命に安保法制について自分で学び、地区の皆さんに自分で考えて判断することを必死に訴えていかれた。  しかし、組織の幹部は冷酷にも、篠澤さんに対し「選挙に関する会合の自粛」を言い渡した。理由は、“君が来ると質問ばかりで会合がなりたないから”と。  そこには創価の根本精神である「対話の精神」は微塵も感じられなかった。  しかし、篠澤さんは絶対に創価を見限ることだけはしなかった。  村八分にされても、役職を解任されても、師匠のお顔を思い浮かべ自らを奮い立たせて戦ったのである。 『誓いを果たすために最も厳しい道を生き抜く。』――ここに真の弟子の道があるのだ。 “対話ができないならば、『民衆の声』を掲げてみせる!“  篠澤さんは意を決する。そして、最高権力者である原田執行部に対し、「師匠の創価に帰れ!」と叫ぶサイレントアピールに、勇気を振り絞って参加されていくのである。  またある時は必要とあらば、メディアに顔や名前を出して原田執行部のおかしさを訴えたこともあった。心には常に師がいた。そしてその行動は、常にさらなる難を覚悟の上でのものであった。すべてすべて弟子としてのやむにやまれぬ行動であったのである。  しかし、こうした真の弟子の命懸けの行動に、『権力の魔性』に食い破られた学会本部は恐れをなした。そして、『魔性の本性』をむき出しにして、「除名」という最大の迫害を与えてきたのである。

 師匠池田先生は、原田稔氏が創価学会第6代会長に就任した際の本部幹部会で、こうご指導くださった。 「戸田先生は言われた。  『幹部の責任は、会員を幸福にすることにある。それ以外には、何もない。創価学会の会長は、全会員を幸福にするためにいる』  威張るために幹部がいるのではない。  皆を幸福にするために、幹部がいるのだ。  それを、ただ『やれ、やれ』と言って、皆に命令し、威張る ── そんな人間は、絶対に許してはならない。  会員の幸福を自分のこと以上に考え、祈って祈って、祈り抜く。『あの人の指導を受けてよかった。幸せになった』といわれるような存在になる。それが本当のリーダーである。  だれよりも同志のために尽くし抜くのが、学会の会長なのである。  これが戸田先生の教えである」(2006年11月20日聖教)と。

 しかし、『権力の魔性』に食い破られた原田会長をはじめとする本部執行部は、師を思い、会を思って、真剣に声を上げた会員を除名である。  誰が聞いても、完全に狂っていると思うのではなかろうか。  学会本部は、明年2019年4月の統一地方選挙と明夏の参議院選挙に勝つことが至上命題となっている。  自民という「権力の魔性」におもねる原田執行部にとって、選挙勝利の邪魔となる声を上げる会員ほど、うとましい存在はない。  ゆえに、排除して、部外者または反逆者として対処したいと考えているように感じてならない。  なんたる傲慢!なんたる堕落!  もはや、「会員第一」「会員奉仕第一」との師匠の厳命を守らぬ原田執行部こそ、最大の「権力の魔性」と化していると思えてならない!  師匠は私たちを待たれている!  迫害を受けてもなお、声を上げ続ける弟子を待たれている!  ならば、師匠池田先生の思想と精神を裏切り続ける原田執行部の所業に対し、矢面に立って闘う偉大な同志の除名を、なんとしても撤回させたい!  来る9月15日(土)13時から、八王子の婦人部の鎌田有子さんが除名審査の面談がなされているまさに同時刻に信濃町の学会本部前にて、「鎌田有子さんの除名審査の撤回」、「篠澤協司さんの除名の撤回」を掲げて、大結集のサイレントアピールを行なって参りたい!  断固、師匠との今世の誓いを果たすために!


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